いわくつき(短編No.003)
2002年8月30日【いわくつき】
『おい、オマエなんか最近ゲッソリやつれてるな。
大丈夫か?』
「ああ、最近ちゃんと寝られなくてな」
『なんだよ、不眠症か?
柄にもないこと言ってんなよ』
「…実はな、オレの部屋なんだが」
『先週、引っ越したって言ってたっけ。
幽霊でも出るとか言うなよ?』
「いや、それがな。出るんだよ。
おかげでちゃんと夜寝ることができない」
『なんだそりゃ。
んじゃまた引越しでもするんか?』
「うーん…それが悩みどころなんだよなぁ…
まあ一度来て泊まってみろよ」
『ふうん、良い部屋じゃねえか。
なんか良い匂いもするし』
「ああ、それな…
ヤツの残り香なんだよ」
『へえ、やけに現実的な幽霊なんだな」
「じゃあオレはオマエの部屋で寝るから」
『ん。ほれ、鍵だ』
「じゃあな、頑張れよ」
『…』
『午前2時、か。
怪談モノのお約束じゃ
だいたいこの時間帯に…お!?』
(ふふふ)
『で、出た!
…女の幽霊…って結構美人じゃないか。
へえ、幽霊って初めて見たけど
なんかやたら現実感があるなぁ』
(ふふふ)
『やべ、近付いてきた…っておい。
オマエなんで服を脱いでんだ!?』
(ふふふ…)
『う、ああ、ちょっと!?』
「どうだった…ってそのやつれ具合を見れば、
結果は聞かんでも解るか」
『た、確かに寝られないし、やつれるぞこりゃ。
毎日これじゃあ身が持たん』
「なあ、オレは引っ越したほうがいいのかな?」
『…知らん。好きにしろよ』
──────────────────────
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
──────────────────────
なんか落語とかでありそうな
小噺になっちゃいました。
うむ、ショートショートはオチが難しい。
めざせ星新一(←絶対無理)
というか、
はやくもネタが切れてきた!
ヤバイでっす!
『おい、オマエなんか最近ゲッソリやつれてるな。
大丈夫か?』
「ああ、最近ちゃんと寝られなくてな」
『なんだよ、不眠症か?
柄にもないこと言ってんなよ』
「…実はな、オレの部屋なんだが」
『先週、引っ越したって言ってたっけ。
幽霊でも出るとか言うなよ?』
「いや、それがな。出るんだよ。
おかげでちゃんと夜寝ることができない」
『なんだそりゃ。
んじゃまた引越しでもするんか?』
「うーん…それが悩みどころなんだよなぁ…
まあ一度来て泊まってみろよ」
『ふうん、良い部屋じゃねえか。
なんか良い匂いもするし』
「ああ、それな…
ヤツの残り香なんだよ」
『へえ、やけに現実的な幽霊なんだな」
「じゃあオレはオマエの部屋で寝るから」
『ん。ほれ、鍵だ』
「じゃあな、頑張れよ」
『…』
『午前2時、か。
怪談モノのお約束じゃ
だいたいこの時間帯に…お!?』
(ふふふ)
『で、出た!
…女の幽霊…って結構美人じゃないか。
へえ、幽霊って初めて見たけど
なんかやたら現実感があるなぁ』
(ふふふ)
『やべ、近付いてきた…っておい。
オマエなんで服を脱いでんだ!?』
(ふふふ…)
『う、ああ、ちょっと!?』
「どうだった…ってそのやつれ具合を見れば、
結果は聞かんでも解るか」
『た、確かに寝られないし、やつれるぞこりゃ。
毎日これじゃあ身が持たん』
「なあ、オレは引っ越したほうがいいのかな?」
『…知らん。好きにしろよ』
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なんか落語とかでありそうな
小噺になっちゃいました。
うむ、ショートショートはオチが難しい。
めざせ星新一(←絶対無理)
というか、
はやくもネタが切れてきた!
ヤバイでっす!
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